さをり織りとの出逢い

わたしが初めてさをり織りを体験した時、
実は、それが『さをり織り』だとは認識していませんでした。

ただ、
友人が素敵なストールを自分で織ったというので、
わたしもやりたい!!と言って、
連れて行ってもらっただけ。

正直、
それが何織りなのかなんて、
気にもしてませんでした。

ところが、
まったくの初心者、かつ、かなりの不器用なわたしでさえ、
気持ち良いほどにどんどん織ることができ、
大満足の仕上がりに。

ウールのストール。懐かしい…

すっかりハマって、
ナニコレ!楽しい!!ということで、
習い事にしようと思ったところ、
なんだかんだでさをりの森のスタッフに。

そこからです。
わたしがようやく、
さをり織りとはなんぞや。と意識したのは。

当時のみさを先生は、すでに90代。
お身体はしっかりされていましたが、
言葉少なくなられていました。

ところがね、
不思議なことに、
みさを先生はすべてを見透かされていたように、
絶妙なタイミングで、わたしに言葉を発されることが何度もありました。

 

忘れもしない。

スタッフになって右も左もわからず、
いろんなことが積み重なって、
ある日、もう限界!!って、
勤務中にも関わらず、みさを先生のお部屋に隠れていた時のこと。
今思えば幼稚園児並みの行動だな…

この部屋を出たら、その足で、
「辞めます!!」って宣言しに行こうと決めた瞬間、
側で寝ていらしたみさを先生が、
聞いたこともないほど強い口調で、
「どこ行くんや!」っておっしゃったんです。

もービックリ!!
思わず、
「仕事してきます!!」って返事しちゃいました。

その後も、何度か、
もうこれ以上さをり織りを続けられないかなぁと思うたび、
みさを先生はわたしのココロをわかってか、
力強い一言を発してくださいました。

それは、本当にただの偶然かもしれません。

でもわたしは、
ああ、
さをりの神様は、
わたしを離してはくれないんだな、と、
勝手に、そう思ってます 笑

よく、
さをり織りとの出逢いがとても衝撃的で…というお話を聞きますが、
わたしの場合は、
残念ながら、ちっともドラマチックな出逢いではないです。

でも、今では、
あれは運命的な出逢いだったのだと、
確信しています。

まあ、
人生においては、
すべてに無駄がなく、
すべてが運命ですが。

兎にも角にも、
この運命に気づけてよかったと、
感謝と喜びに浸って織機に向かう毎日なのです。

 

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