麻のおはなし

糸マニアのアマナエイコが綴る、
糸のおはなしシリーズ、その4。

そんなに面白くもない話を、
ニヤニヤしながら書いているわたくしですが、
みなさん引いてないかしら?

まだ、大丈夫?
 

さて、
前回は、人間と繊維の出会いからのおはなしでしたが、
今回からは、その繊維の歴史と特徴について書いていきますね。
 

繊維の分類のおはなしで出てきた、『天然繊維』から。
天然繊維の中でも、最も長い歴史を持つのは『麻』です。

古代エジプト(紀元前3000年頃)のミイラが、
麻で作られた白い布に包まれていたことは有名ですが、
それほど古くから織物として利用されていたのです。

日本でも、
縄文時代から麻が使われていました。
 

さて、この麻。

ひとまとめにされがちですが、
実はこの呼び名は、色々な植物から採れる繊維の総称で、
その原料となる植物の種類は、60種以上!

じゃ、なんで全部一緒にされちゃうかというと、
製法が共通しているから。
 

植物の茎や葉を水に浸して腐らせ、
残った繊維を利用するのです。
こうしてできた繊維は、見かけ上1m近くと長いものもありますが、
実は、麻全般、短い繊維が互いに密着した構造になっていて、
繊維の中は空洞になっています。

そのため、極めて硬く、曲がりにくい繊維ですし、
さらには水に濡れても丈夫で伸びないので、
船のロープなどに使われています。

他にも、
繊維がたわみにくいので、肌にくっつかず清涼感があったり、
吸湿性、吸水性があるので、
夏の衣類素材として活躍しますね。
 

日本で一般的に知られている麻は、亜麻(リネン)と大麻(あさ)。

家庭用品品質表示法で「麻」と表示できるのは、
亜麻(リネン)と苧麻(ラミー)と決められています。

大麻(あさ)は麻薬の原料にもなるので、
一般の栽培は禁止されていますが、
神事には欠かせない、とっても大切な意味合いを持つ繊維でもあります。
 

他にも、麻と呼ば繊維はたくさんあるのですが、
滅多にお目にかかることもなかったりするので、この辺で。
 

ということで、今日のまとめ。

麻とは、植物から採れる繊維の総称で、その種類は多数。
清涼感と、吸湿性、吸水性があるのが特徴。
日本で麻と表示できるのは、リネンとラミーだけ。
 

ちなみに、わたしは肌が弱いので、
リネンで織ったものは、
ガシガシ洗いまくって、
好みの柔らかさにしてから使います。

クタって馴染んだリネンは自分仕様って感じがして好きです。

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